【学習のねらい】
- 生産計画をゲームで体験し、生産計画立案の課題や方法の理解を深めることができます。
- 経験や感覚に基づく計画ではなく、論理的かつデータに基づいた計画立案のめに、何を整理し、計算していくべきかを知ることができます。
【ゲームの概要】
- 材料を加工し、塗装して完成する生産ラインの生産計画ゲームです。
- 製品は、丸形の赤色、丸形の緑色、四角型の青色の3種類です。
- 工程は以下の通りです。
①旋盤工程
材料を凸状に加工します。
②フライス工程
青色製品のみ四角形状に加工します。
③塗装工程
赤、緑、青の各色の塗装をします。
※各工程は、生産ロットサイズ(1回の加工数)、週あたりの生産能力(生産数の上限が定められています。
- 生産計画は、週ごとに出荷見込みを立てて、生産数を計画します。
- 生産計画の立案が終わると実際の注文数からの出荷数が確定し、在庫から出荷されます。
- 出荷数と生産数が相殺され、在庫数が確定します。在庫が足りなくなる(欠品)ことがないように計画を立てましょう。
【ゲームの流れ】
- 生産計画は、毎週金曜日に来週の分を計画します。
- 来週の各製品の出荷見込み数を考えます。今週までの出荷実績から来週の注文量を予測して出荷見込み数を決定しましょう。
- 出荷見込み数と今週末の実在庫から、各製品の塗装の必要数を考えます。来週末の在庫がなくならないように、また、必要以上に在庫が多くならないようにしましょう。
- フライス工程の生産数を考えます。フライス加工が必要な製品は、青色だけです。塗装工程の必要量を満たし、来週末の在庫がなくならないように、また、必要以上に在庫が多くならないようにしましょう。
- 旋盤工程の生産数を考えます。旋盤加工をするのはすべての製品です。フライス工程と塗装工程の必要量を満たし、来週末の在庫がなくならないように、また、必要以上に在庫が多くならないようにしましょう。
- 次に進めると翌週の実際の出荷数に基づいて、各製品とフライス工程と旋盤工程の塗装前部品の在庫数が自動計算されます。
- 以上を繰り返し、週ごとの生産計画を進めていきます。